#3 栗山町で新社会人になる(2022年度)|とくしゅう
春から期待と不安を胸に栗山の地で働く新社会人の皆さん。夢や目標を持って働こうと目を輝かせています。
新たな仕事に苦労しながらも、ひたむきに仕事に励む10人の若者。「地元で就職をした方」「町内の学校を卒業し、就職した方」「町外から栗山町を志望し、就職した方」など進路はさまざまです。
そんな社会人となった一人ひとりに胸に秘めた思いを聞きました。
介護学校での学びを活かす|吾妻杏太さん
将来、人の役に立つ仕事をしてみたいと考え、お母さんの仕事の影響から介護の道を志した吾妻さん。高校卒業後は北海道介護福祉学校で2年間学び、この春、町内で働くことを選びました。
介護学校では、実習や授業だけではなく、地域に根差した活動を通して「ものを見る視点」が身についたと学生生活を振り返ります。学友との絆も深めることができ、有意義な日々を過ごすことができたと言います。
利用者さんから「ありがとう」と言われることが、とてもうれしいと感じる毎日を大切に「これからも初心を忘れることなく、事故を起こさず、丁寧に仕事をしていきたいです」と力強く話していました。
できる可能性を常に考え|藤本晨平さん
「人から感謝される素晴らしい仕事だから」という介護の魅力に惹かれた藤本さん。現在は食事の介助など、利用者の生活全般の支援を行っています。
心掛けていることを聞くと「誠実に取り組むこと。思いやり。そして笑顔」と力強く語ります。介護学校時の実習でも、くりのさとの業務は体験しましたが、仕事における「社会人としての責任感」を日々感じながら取り組んでいるといいます。
「できない理由ではなく、できる可能性を常に考え、日々成長していきたい。初心を忘れず、謙虚な姿勢でいたい」と話していました。
多くの方に役立つ製品を|久木田海さん
多くの方々の生活を支える「ものづくり」に携わる一員になりたいという想いから就職を決めた久木田さん。この業界に関われることに日々喜びを感じています。
仕事中に最も気を付けていることは「安全第一」。気を抜かず仕事をすることや、分からないことはメモを取るなど、仕事に対する意識の高さが伺えます。
春から町内で一人暮らしも始めた久木田さんは「社会人になったのを期に、さまざまなことにチャレンジしていきたいです」と話していました。
いつか後輩を教える側へ|仁木翼さん
お兄さんの後押しもあり、今の職場への就職を決めた仁木さん。現在は、塗装の仕事をメインとし、他部門のサポートも行っています。
これまで経験したことの無いの分野での仕事に戸惑いながら、学ぶ姿勢をもって取り組んでいるようです。「初めて行う作業や知らない用語ばかりなので、とにかく今は覚えることで必死です。日々勉強です」と話していました。
高校時代に比べて生活スタイルも大きく変わり、社会人としての自覚も芽生え始めた仁木さんは「いつかは後輩を教える立場として、働けるようになりたい」と力強く話していました。
女性だからこそできることを|桶矢凪紗さん
南空知消防組合消防署で初めての女性消防士となった桶矢さん。高校生の時に救命講習を受講し、消防に多くの女性が働いていることを知り「男性が活躍する中で私にできること」という言葉を聞いて、興味を持つようになったといいます。
主に火災の原因調査を担当。働き始めて、社会人としての責任を感じており「受け身にならず能動的に行動していきたい」と力強く語ります。
また、栗山町の好きな所を聞いてみると、「子どもたちが元気にあいさつしてくれて、いつもパワーをもらえます」と笑顔で話していました。
頼りになる消防士に|朝山雅斗さん
消防団の活動をしていた父親の姿を間近で見ていたことから、消防の道への憧れを抱いていた朝山さん。桶矢さん(上記)と同じく専門学校で救急救命士の資格を取り消防士を目指したといいます。
「できることはまだまだ限られていますが、消防士の仕事をできること自体に日々楽しさを感じています」と語っていました。
現在は、消防車の点検などを担当する警防係に勤務していますが、教育期間として上司や先輩の方に指導を受けながら勉強の日々と語ります。「町民の皆さんに頼っていただける消防士になりたい」と今後の目標を話していました。
憧れの北海道で生活したかった|東城真帆さん
「憧れの北海道で農業に携わる仕事がしたい」と強く感じていた東城さん。
「多くの生産者さんに頼られる職員になりたい」と語り、人が優しく、自然が多い栗山町の雰囲気に「この町に来て本当によかった」と嬉しそうに話していました。
責任感をもって仕事に取り組む|辻美月さん
岩見沢農業高校出身で、将来も農業に関わる仕事をしたいと感じていた辻さん。現在は、由仁営農センターに勤務しています。
生産者さんの場所や名前など、少しづづに覚えているようで「仕事に対して
しっかり勉強し、責任感を持って仕事をしたい」と力強く話していました。
生産者さんと深く関わりたい|山本淳也さん
地元と似た雰囲気があり、栗山町の農業地域を支えたいと思い就職した山本さん。現在は、資材の配送や在庫管理を主に担当しています。
仕事のやりがいは「配送時の生産者さんの笑顔です」と話していました。
道民を支える仕事に憧れ|菅原巧真さん
金属に関わる仕事で、多くの道民を支えられる仕事をしたいと考えていた菅原さん。大学でも金属関係の勉強をしていたことから、これまでの知識を生かしたいと語ります。
配属先では、金物のプレス加工に用いられる金型の設計・製作およびメンテナンスを担当。研修を通じて社会人としての基礎を学んだ後本格的に工場での作業が始まります。
春から栗山町に移住した菅原さんは、まちの暮らしやすさを実感。駅前通りの景観がとても好きとのことです。また、地域の青年活動にも興味を持っているようで「地域に住む多くの人と交流がしてみたい」と笑顔で話してくれました。
栗山町“新”採用職員(6名)
※ 本稿は、広報くりやま2022年5月号に掲載した内容を補完したものです。