#8 出初式から始まる栗山町(2/2)|まちのこと
前編では、栗山消防団による出初式の様子を紹介しました。
後編では、出初式の歴史や栗山町での成り立ちなど、少し掘り下げて解説します。
出初式の歴史は江戸の大火から始まる「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉があります。喧嘩はさておき、江戸での火事は日常茶飯のできごとであり、空気が乾燥して強風が多い江戸は、冬季に大規模な火災が発生しやすい地域でした[1]。
江戸の三大大火とも呼ばれる「明暦大火」。1657(明暦3)年の1月に起きたこの大火では、10万人近くの死者が出たと伝えられ