くりふと家具什器づくりワークショップ|栗山煉瓦創庫くりふと・ファブラボ栗山
2023年1月21日にプレオープンした栗山煉瓦創庫「くりふと」。栗山駅前にあるレンガ倉庫を活用したこの施設は、栗山町の関係人口を生み出す「新たな交流拠点」として改修工事を進めてきました。
施設内には、多目的ホールやシェアキッチン(くりふとキッチン)、コミュニティFM(開局準備中)などのほか、ファブラボ栗山もあさひ工房から移設し、4月1日の正式オープンに向けて最終的な準備を進めています。
今回はファブラボ栗山で行う「くりふと家具什器づくりワークショップ」について紹介します。
このワークショップは、正式オープンまでの期間限定で、くりふと内で使用する椅子とテーブルを作る体験です。(ワークショップの申込み方法は記事の最後をご覧ください)
大型CNC加工機で椅子とテーブルの部品を作る
ファブラボ栗山では、移設に伴い大型CNC加工機(以下、CNC)を導入しました。CNCは「computer numerical control(数値制御)」の略称で、PCでプログラムした数値を機械が読みとり、 一枚の板から部品を削り出すものです。
今回のワークショップでは、スタッフがあらかじめ削り出した家具の部品を用意 し、参加した方々に①ヤスリ掛け、②塗装、③組み立ての 3つの工程を体験してもらいます。
ヤスリ掛け
CNCで削り出した部品は断面が粗いので、ヤスリ掛けを行いキレイに整える必要があります。ベルトディスクサンダー(機械ヤスリ)で、スタッフが大まかに削ったあとは、参加者の方々が紙ヤスリで表面を整えていきます。
塗装
塗装では、水性のウレタンニスをハケとコテバケを使って丁寧に塗っていきます。
塗装には匂いが少なく手についても問題ない、水性ウレタンニスを使用しています。部品の表面、側面、裏面をそれぞれ3度塗り重ねます。
乾燥後は仕上げとして、目の細かい#400番の紙ヤスリを使い表面を磨きます。この作業によって手触りが良くなります。
組み立て
塗装が終われば、後は組み立てるだけとなります。組み立てには釘は使わずに、専用のダボ(接着具)を埋め込みます。
参加記念の名入れ加工
今回のワークショップに参加した記念として、椅子の脚に、手書きのサイン(ひらがなまたは英語)をレーザー加工機で彫刻します。
申込み方法
「くりふと什器製作ワークショップ」は、2月11日(土)から3月26日(日)まで毎週土日・13:30~16:30に開催します。
ファブラボ栗山のPeatix(ピーティックス)で申し込みすることができます。