#12 「くりやまのおと」を振り返る3年|ふりかえり
皆さん、こんにちは。「くりやまのおと」の編集担当の望月です。4月より、文化観光プランナーとして活動しておりますが、引き続きくりやまのおとも担当しております。
今年の栗山の春は涼しい日が多い印象で、過ごしやすい日もあれば、「まだ5月だけが寒い」といった日も多く、ある意味、北海道らしい天候に恵まれているように感じます。
来週から7月に入り、夏の到来を迎えますが、夏が苦手な私としては、いまの気温が続いてほしい気持ちもあり、少し複雑な気持ちです(笑)
さて、今回も恒例のふりかえり記事として、直近3ヶ月のくりやまのおとの動きや、今後の方針についてもお知らせできればと思います。
3ヶ月間の振り返り(2024年4~6月)
栗山青年会議所理事長、天野さんへの取材
広報6月号の裏表紙「きらり☆栗山人」との連携となりました「くりやまのひと」ですが、今回は、栗山青年会議所理事長の天野剛生(たかお)さんからお話をお聞きしました。
父・天野一彦(かずひこ)さんは、ふじスポーツ広場にサンフレッチェ広島合宿誘致を行うなど、1990年後半における青年会議所の活動の中心を担っていました。そんな父の背中を見て育った天野さんは、サッカー好きとなり、かつての父と同じ立場となりました。
折よく、今年で栗山青年会議所は創立55周年を迎え、記念事業として、サッカー日本代表監督の森保一(はじめ)さんを招いた基調講演会を開催することになります。※現在は申込受付は終了しています
森保さんは、栗山でのサンフレッチェ広島の合宿に参加しており、当時の栗山青年会議所メンバーとの交友が縁で、この度の講演が決まりました。
講演会の開催決定が本記事の掲載日よりも後となったため、今回の記事には掲載できませんでしたが、一連の流れから「父から子への因果が巡るものなのか」と、人生の妙(みょう)を感じた一幕となりました。
栗山町のスポーツ少年団
広報くりやまの特集も掲載している「とくしゅう」。今回は、栗山のスポーツ少年団をテーマに、町内8団体を紹介しております。
近年では少子化や指導者の担い手不足などの影響により、近年は「栗山バドミントン少年団」と「継立野球少年団(継立ロビンス)」が休団となりましたが、今年4月には「少林寺拳法栗山スポーツ少年団」が立ち上がりました。地域に根差した新たな活動が広がり始まめており、記事内では、社会情勢の変化に直面しながらも活動を続けている指導者や子どもたちの想いを紹介しています。
なお、2023年12月に、栗山出身のプロサッカー選手として、長野に入団した高野瀬紫苑さんも、スポーツ少年団のひとつである「くりやまFC」の出身になります。
金岩商店に届いた一つの手紙
5月下旬、2022年8月にくりやまのおとに掲載した金岩和恵さんの元に、一通の手紙が届きました。差出人は、金岩さんが東京でプロ・ロックバンド「EDEN」で活躍していた頃のファンからでした。
当時、高校生だったという手紙の主は、引退した金岩さんのことを、30年近く探したようで、時折インターネットで検索して、見つからずという日々が続いていました。そんな中、本記事が目に留まり金岩さんを発見。思わず涙があふれ、今回の手紙を書き留めたとのことのようです。
金岩さんから手紙を拝読させていただき、本人の喜ぶ様子を見ていると「そんなことがあんだな~」という思いと「ひとつの記事から、ひとりの30年残っていた、胸のつっかえを無くすことができた」と思うと、何よりも代えがたい経験をいただくことができました。これをきっかけに、ファンの方が金岩さんの元へ訪れてくれると嬉しいです。
文化観光プランナーの活動(2024年4~6月)
冒頭でも書いていますが、2024年4月より文化観光プランナーとして活動をしております。
業務内容としては、地域で生まれたマチの魅力を、文献や記録に基づいて丁寧に可視化(物語化)する活動、地域の歴史・文化を町の制度として確立させる動きをするもので、現在、地道に作業を進めております。
最近は、2022年に発刊された「栗山町(第三巻)」や栗山の団体記念誌などを拝見する機会が多くなってきているほか、町の郷土史研究家や文化財保護委員会の皆様とも、交友する機会も多くなってきました。
また、5月には、文化財政策の観点から京都府京丹後市と兵庫県丹波篠山市に訪れ、文化財関係者や地域情報を発信している団体のもとへ、聞き取り調査を行いました。
上記に調査を踏まえ、各種文化観光に関する業務を進めていくとともに、7月からは、くりやまのおとで栗山の歴史に関する内容を定期的に紹介するほか、関係するイベントの実施も予定しております。
決まり次第、随時くりやまのおとでも告知していきます。楽しみしてください。