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#10 栗山煉瓦創庫くりふと4月1日グランドオープン-栗山駅南交流拠点施設(1/2)|とくしゅう

1月21日にプレオープンした栗山煉瓦創庫くりふとは、町民の皆さんへのお披露目や各種サービスの試行・検証により、来館者の反応やニーズの把握を行ってきました。皆さんからの期待と希望に応えるべく、得られた結果から改善・向上を図り、4月にグランドオープンを迎えます。

交流と活動の拠点に

新町通りの再生を含む「栗山町中心市街地都市再生整備計画」に基づく整備事業の一環として、既存のレンガ倉庫を活用して誕生した栗山駅南交流拠点施設「栗山煉瓦創庫 くりふと」は、町民をはじめ栗山町に関わる人たちが活動し交流するためのコミュニティスペースです。

1月21日のプレオープン以降、施設見学会やイベント開催をはじめ、くりふとキッチンでの飲食チャレンジ出店、展示ホールでのポップアップストアの出店、ファブラボ栗山でのものづくり体験・活動など、施設で提供していく各種事業やサービスのテストを重ねてきましたが、いよいよ今月グランドオープンを迎え、本格的な運営を開始します。

ハンドメイド作家によるものづくりワークショップ

札幌市から出店しているカフェ「ブンナタッタ」(撮影:西村さやか)

プレオープン期間中、町内外から4,000人を超える来館があり、多くの皆様からのお話やアンケート調査を通じて、施設に対するご感想ご意見をいただきました。

そこから見えた施設の課題点や改善点を反映しながら、駅周辺の賑わいづくりのみならず、町内各所とも連携を図り、まち全体に広がる交流と活動の拠点となるよう運営を進めていきます。

今回は来月号の2回に分けて、プレオープン期間中における利用の様子や、施設の概要などについて紹介します。

栗山煉瓦創庫くりふとの施設

くりふとキッチン

本格的な厨房器具を備え、飲食営業や試作・加工など飲食ビジネスへのチャレンジを支援するシェアキッチンとして利用できます。なお、使用にあたっては食品衛生責任者資格の取得などの一定条件を満たす必要があリます。

おはぎのhanako(町内在住)
渡辺健太郎(けんたろう)さん・千佳子(ちかこ)さん

新しい施設で良い環境での出店ができています。甘さ控えめのおはぎを提供しており、お客様からは喜びの声を多くいただきとても嬉しいです。
(撮影:伊藤昴)

くりふとキッチンは、事前申請により専用使用できます。一定条件が必要なほか、ルールなど事前説明・相談を行っておりますので、まずはお問い合わせください(ページ下段参照)。

ファブラボ栗山

3Dプリンターなどのデジタル工作機械・工具類、コンピューター機器を配備し、専属インストラクターによるものづくり活動を行えます。レベルに応じて、見学会、オープンラボ、安全操作講習、工作設備貸出などのサービスがありますが、初心者には無料で参加できる見学会やオープンラボからのご参加をお勧めしています。

実施日は毎月変動するため、事前に下記のウェブサイトまたはお電話でご確認ください。お申し込みは前月25日より受け付けしています。

多目的ホール

休憩や飲食利用のほか、Wi-Fi接続可能で充電用コンセントもあるので仕事や学習など利用(コワーキング利用)ができます。また、専用使用により交流活動やイベント開催にも利用できます。

荻野隼一さん(町内在住)
何度もホールを利用していますが、無料でWi-Fiやコンセントを使えるのはありがたいです。22時まで開いているので、学生たちも助かると思います。

展示ホール

自身の作品や商品の展示・販売による出展(ポップアップストア)、ワークショップ開催などに利用できます。備え付けの展示棚も使用できます。

そらち南さつまいもクラブの皆さん
自分たちの生産した美味しいサツマイモを食べて貰いたいと思い出店しました。今後もマルシェなどのイベントで参加できればと思っています。(画像提供:そらち南さつまいもクラブ)

多目的ホール展示ホールは、事前申請により専用使用できます。プロジェクター、ホワイトボード、ワイヤレス音響機器、延長コードなどの備品を無料で貸し出します。

メディアブース

地域情報を発信するコミュニティ放送局(地域FM)の専用スタジオ。有事には災害・避難状況などの情報発信を行う臨時災害放送局としても稼働。開局に向けて現在準備中です。

撮影:伊藤昴

ラジオパーソナリティー 深澤雅一さん

活動・活躍する人を増やしたい

撮影:伊藤昴

町ブランド推進課 主幹 三木貴光

初めていらっしゃった来館者から「ここは何ができる場所なのか、よくわからない」という声を多くいただきます。複合的な機能があり、うまく伝えられていないことに力不足も感じていますが、声がある分、皆さんからの期待や可能性が大きいことも同時に感じます。

施設はまだまだ発展途上です。今は参加側にいる方々が自身の場所として利用を重ね、イベントの主催、作品や商品の展示・販売など、意識を持って活動する方をまちに増やしていくことが、本施設の役割です。その方々の影響により、さらに活動・活躍する人たちが広がることによって、栗山町の次代につながる展開を望んでいます。

栗山煉瓦創庫くりふとの基本情報

【開館日時】
 
9:00~22:00
 ※休館日は月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始です。
 ※ファブラボ栗山のサービス利用は下記の通りです。
  平日 14:00~21:00  土日祝 9:30~16:30
【問い合わせ】
 
栗山駅南交流拠点施設「栗山煉瓦創庫 くりふと」
 〒069-1511 北海道夕張郡栗山町中央3丁目154-1
 TEL:0123-76-9945 FAX:0123-76-9946
 ホームページ:https://kurift.jp
※予約状況や手続き、使用料などについては、上記のウェブサイトまたはお電話にてお問い合わせください。
※全館貸切、屋外敷地内の使用についてはご相談ください。
※共用スペースのため、お互いの動線確保にご協力をお願いします。

イベント出店など最新の情報は公式SNSから

制作:望月貴文

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※ 本稿は、広報くりやま2023年4月号で掲載した内容を修正・加筆しています。

文章・写真:伊藤昴(町総務課) 写真:西村さやか(地域おこし協力隊)


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