見出し画像

くりやま未来カフェ-自治体広報の最前線と栗山の情報発信のこれからを考える-を開催します(終了しました)

コーヒーを飲みながら栗山の未来を考える

こんにちは。くりやまのおと執筆・編集担当の望月です。先日(3月22日)開催された「地域おこし協力隊活動報告会」の中で、ちらっとお話した情報発信プランナー主催のシンポジウム。

この度、くりやま未来カフェと称して6月4日(日)に「栗山煉瓦創庫くりふと」で行うことになりました。

フライヤー制作:西村さやか

キーノートスピーチ(基調講演)

基調講演には「あなたのまちの広報紙はふるさとの香りがしますか ~広報うちこと歩んだ10年~」をテーマとして、愛媛県内子町の「広報うちこ」の制作を10年間続けてきた兵頭裕次(ゆうじ)さんにお話を伺います。

広報うちこ2023年4月号

内子町の広報誌は「あなたとまちをつなぐふるさと情報誌」のコンセプト。全国の自治体広報のコンクールである「全国広報コンクール(主催:(公財)日本広報協会)」で、2年連続日本一(2018年・2019年)である「内閣総理大臣賞」に輝く実績を持ち、兵頭さんは広報紙制作のトップランナーとして、自治体広報の最前線で長く活躍していました。

兵頭さんとのご縁は、私が地域おこし協力隊の1年目(2021年11月)に、内子町を訪問したことがキッカケです。兵頭さんから自身や歴代の広報担当者の想い、広報紙に対する考え方など熱心に語っていただき、その姿勢に胸を強く打たれました。

その際に内子町で昨年(2022年)開催された「全国広報広聴研究大会」にもお誘いを受け、同じ情報発信プランナーの西村隊員と広報担当と共に、内子町の広報メンバーと深い交流をさせていただきました。

【山口県の調査&愛媛県の広報研究に参加(2/2) ※今回は内子町】 皆さんこんにちは。情報発信プランナーの望月です。 続いて内子町。先の投稿にあるとおり6月3日に開催された「全国広報研究大会」に参加のため、同町を訪問しました。 ・全国広...

Posted by 北海道栗山町地域おこし協力隊 on Monday, June 6, 2022

最初の縁から1年半の時を経て、今度は兵頭さんに北海道に来てもらう形にとなり感慨深く感じております。

パネルディスカッション(公開討論会)

基調講演の後は、休憩を挟み、パネルディスカッション(公開討論会)を行います。

フライヤー制作:西村さやか

パネリストには、兵頭さんのほか、札幌市を中心にライターとして活躍をされている谷口雅春(まさはる)さん。自治体の業界紙である市町村政策情報誌「プラクティス(年4回発行)」の執筆・編集を担当している矢部育夫(いくお)さん。そして、栗山町で広報を担当している伊藤昴(すばる)さんの4名で、望月がモデレーターとして進行役を務めます。

谷口さんは、北海道の歴史をテーマに扱うメディア「北海道マガジン『カイ』」のライターを担当しており、これまで「札幌アートウオーク(北海道出版社)」をはじめとした、北海道の歴史や文学、アートをテーマにした書籍を執筆しています。

北海道マガジン「カイ」のWEBサイト。2008年10月に季刊誌として創刊し、30号を発刊を続けたが、2016年4月よりWebマガジンとして新たにスタートした(運営:株式会社ノーザンクロス)

当日は、地域史やその土地のある文化といった視点を交えて、町の情報発信についてお話してもらう予定です。

矢部さんは、道内や全国各地の自治体に赴いて取材や調査を重ねた実績を持ち、「プラクティス」では、多くの自治体の政策課題やテーマを取り扱っています。俯瞰的な視点から、今後の自治体広報や栗山の情報発信についてお話してもらいます。

プラクティス No.39

「プラクティス」には、No.39の特集「伝わる広報-紙媒体とデジタル化の行方-」の掲載の際、栗山町の広報について取材を受けた過去がある

最後に伊藤さん。栗山町の広報誌の担当として現時点での「広報くりやま」の考え方や自身が考える広報紙の将来について、他の3名の識者と共に語ってもらう予定です。

「くりやま未来カフェ」のコンセプト

本シンポジウムを僭越ながら「くりやま未来カフェ」と銘打ちました。「シンポジウム」と聞くとお堅い印象を受けますが、くりやま未来カフェは、コーヒー片手にお菓子を食べながら栗山の未来を考えるというコンセプト。

そのため、イベント自体はゆったりとした雰囲気の中で、のんびりとした流れで行う予定です(半面、お話の内容は熱く真面目になる可能性もあります笑)。

サブタイトルは「自治体広報の最前線と栗山の情報発信のこれからを考える」。その名のとおり、栗山の情報発信とはなにかを考える機会にできるよう努めていきます(詳細は次の開催概要をご覧ください)。

本日より申し込みを開始いたします。町内・外問わず、広報や情報発信に関心のある人に会場に足を運んでもらいたいです。たくさんの申込みをお待ちしています!

開催概要

日時:2023年6月4日(日) 13:30-16:30(3時間)
場所:栗山煉瓦創庫くりふと(栗山町中央3丁目154番地1・駐車場18台有)
形式:シンポジウム
 基調講演(キーノートスピーチ)及び公開討論会(パネルディスカッション)
定員:60名 ※当日の申込みも承ります
料金:500円(ドリンク&お茶菓子代)
主催:栗山町地域おこし協力隊・情報発信プランナー
応募方法:Googleフォーム、メール、FAX(要受付・当日受付可)

申し込みフォーム(直接入力可能です)

スピーカー&パネリスト紹介

画像提供:兵頭裕次

兵頭裕次さん 愛媛県内子町前総務課広報·広聴係長
愛媛県西予市生まれ。2000年に内子町に入庁。建設デザイン課に配属され、街並環境整備事業を担当。町並・地域振興課に異動後も同事業を担当し、町民との信頼関係を築きながら協働の町づくりを推進した。2013年、総務課広報・広聴係に異動し10年間、広報紙を担当。全国広報コンクールでは、最高賞となる「内閣総理大臣賞」を2年連続(2018年・2019年)で受賞するほか、特選4回を含めた入選9回、読売新聞社賞1回を受賞した。歴代担当者の思いや地域住民とのつながりを大切にして広報紙を制作。今では、町民の多くが、「『広報うちこ』のためなら」と快く取材を受けてくれる。町民に愛される「ふるさとの香りがする広報紙」を作り続けている。

画像提供:谷口雅春

谷口雅春さん ライター・エッセイスト
札幌市生まれ。主に人物の聞き書きや、北海道の歴史風土をテーマに活動。著書に「奇跡の音楽祭・札幌PMFの夏」(北海道新聞社)、「札幌アートウオーク」(同)、「大地の遺産・聞き書き午来昌」(響文社)、編著に「ニセコパウダーヒストリー」(実業之日本社)、「『生れ出づる悩み』を読む 有島武郎と木田金次郎のクロスロード」(北海道新聞社)ほか。2019年、伊達市の開拓史を東北からの視線で編纂した『侍たちの北海道』(伊達150年物語の会)の構成・執筆を担当。北海道マガジン「カイ」(季刊Webマガジン)ライター。

画像提供:矢部育夫

矢部育夫さん 株式会社きたリンク代表取締役
旭川市生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、北海道建設新聞に入社。編集局第1報道部次長、取締役企画部長などを経て、2020年5月退社。同年7月に建設産業を対象とした電子メディアの「きたリンク」を設立。建設産業の動向や地域づくり、人材育成に関するニュースを提供するほか、(公財)北海道市町村振興協会発行の「プラクティス」「地域づくり事例集」の取材・編集を担当し、道内市町村の地域振興に必要な情報収集や資料整備に努める。

撮影:西村さやか

伊藤昴さん 栗山町総務課広報・防災・情報グループ主事
札幌市生まれ。北海学園大学経済学部卒業後、2018年栗山町役場の入庁。3年間、教育委員会社会教育課で主に青少年関係、生涯学習事業を担当。2021年に総務課広報・防災・情報グループに配属となり、広報くりやま、町ホームページ、SNSなどを用いた情報発信用務を行う。現在は栗山町地域おこし協力隊(情報発信プランナー)と連携し、行政の情報発信体制の構築や町民に伝わる情報発信の手法を模索中。

文章:望月貴文(地域おこし協力隊) 写真・フライヤー:西村さやか(同左)

この記事が参加している募集

この街がすき

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

最後まで読んでいただきありがとうございます。Instagramでも、栗山の音が溢れています。ぜひご覧ください!!