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#21 ともに成長し、育つ施設に-栗山煉瓦創庫くりふと の ”イマ”-|とくしゅう

ともに成長して1年

栗山駅南交流拠点施設「栗山煉瓦創庫くりふとは、町民をはじめ栗山町に関わる人たちが活動し交流するためのコミュニティスペースです。

昨年4月にオープン以降、日常的な利用からイベントへの来場など、これまで町内外の多くの方にご利用いただき今月で1周年を迎えました。

本施設は駅周辺の賑わいづくりのみならず、町内各所とも連携を図り、まち全体に広がる交流と活動の拠点となることが大きな役割です。

今回はこれまでの1年間の施設の様子、利用を通して生まれた新たな活動やつながりなどを紹介します。多くの方との関わりを通じて成長する施設の姿をぜひご覧ください。


1年間の歩みをふりかえる

イベントをはじめ、キッチンでの飲食物の出店、ファブラボ栗山でのものづくり活動など約3万人以上の方にご利用いただきました。(プレオープン期間除く)

1 くりふとキッチン

撮影:西村さやか

飲食ビジネスへのチャレンジを支援するシェアキッチン。テスト販売や試作、仕込み作業などにも利用されています

2 催し・イベント

撮影:伊藤昴

音楽ライブやマルシェなど、多様な目的や分野で利用されています。6月には栗山英樹さんの優勝記念イベントの会場にもなりました

3 展示・販売

撮影:伊藤昴

ホール内の一部を利用し、農産物や加工品の販売、パネル展、ワークショップなどが行われました

4 キッチンカーの出店

撮影:くりふとスタッフ

敷地内では多くのキッチンカーが出店。たこ焼き、クレープ、おやき、から揚げ、ベビーカステラなどが提供されています

5 多目的ホールの日常利用

撮影:ブランド推進課

休憩や仕事などで利用されているほか、夕方~夜にかけては中高生の利用も増えており、勉強や歓談の場となっています

6 ファブラボ栗山

撮影:ブランド推進課

3Dプリンターなどのデジタル工作機械・コンピューター機器を利用し、専属スタッフの指導のもと町内外の方が活動しています

くりふと総合案内スタッフより

撮影:伊藤昴

くりふとスタッフの三田さん、竹田さん、小笠原さん(写真左から)
季節ごとに館内の企画・装飾も展開しています♬
町のこと、施設利用のこと何でも聞いてください♬
町内のオススメグルメのパンフレット作りました!

\ 3月には子どもたちの活動にも /

青少年体験学校「くりやまキッズクラブ」の12人が、ネゴロキッチン(有限会社湯地自然の丘農園)との合同企画として調理・販売体験を3月10日、くりふとキッチンで行いました♪

撮影:伊藤昴

※キッチンおよびキッチンカー出店者は日によって変わりますので、出店情報は施設ウェブサイトをご確認ください。

くりふとの活動が新たなカタチへ ――

音楽を身近に感じ楽しめるまちに

撮影:伊藤昴

町内在住の音楽家/サウンドエンジニア 西村哲(さとし)さん (札幌出身)

2年前に札幌から移住し、栗山を拠点に自身の音楽ユニット「木箱」の活動や音楽レーベルの運営のほか、サウンドエンジニアとして道内外さまざまなアーティストの楽曲制作に携わっています。

町内には公共施設や雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウスなど、活動を行ううえで選択肢となる場所が豊富だと思います。特にくりふとは、館内の大きな白壁を活かした映像投影やファブラボ栗山との連携で、面白い取り組みが多くできると感じています。

昨年11月には私の手掛けるレーベルの音楽イベントをくりふとで開催しました。札幌では目にすることが少なかった親子連れやご年配の方にも来場いただき、音楽で娯楽や世代間交流、そして町おこしに繋げたいという思いをあらためて感じる機会となりました。

最近はくりふとをはじめ、多くのイベントにもお声かけいただき、音響の手伝いなどもしています。私のノウハウを地域に還元することで、世代問わず音楽が身近に楽しめるまちになればと思います。

写真提供:西村哲

昨年11月に行ったイベント「電子音楽の調べ

最高のコーヒーを地域に根付かせたい

撮影:伊藤昴

カフェブンナタッタ 石川優(まさる)さん(北見出身)

くりふとキッチンでスペシャリティコーヒー(品質、産地、豆などにこだわり、高い評価を持つコーヒー)の提供を中心に営業しています。

札幌のコーヒー店に勤務しており、自分のコーヒーを地域に根付かせたいと思っていたところ、栗山の存在を知り、定期的に出店していました。

当初はコーヒー一本での営業を考えていましたが、来店されるお客さんの反応や地域性などもリサーチでき、実際にフードメニューの新設やテイクアウトの対応など、都度改良を進めていきました。

くりふとでの経験や地元(北見)に似た雰囲気が栗山で感じられたことから、町内に移住し、お店の開業を決心しました。開業後もコーヒーと合わせた軽食の提供や夜のバー営業も考えています。

最近、コーヒーを提供したお客さんに「こんなに美味しいコーヒーは初めて」と言われとても嬉しかったです。多くの方に「驚き」を与え、栗山に人が呼べるお店になれるように頑張っていきます。

皆さんと一緒に育つ”くりふと” ――

くりふとを利用する理由はさまざまです。日常の居場所、活動の拠点、新たな発見など、過ごし方・使い方でどこまでも大きくなり、成長する”みんなのくりふと”です。

勉強・憩いの場として

撮影:伊藤昴

北海道千歳高等学校 3年 村上桜(さくら)さん

勉強やキッチンカーの利用、友だちと過ごす際に使っています。特に勉強での利用が多く、テスト前には週2~3回は出入りしています。落ち着いた雰囲気でWi-Fiやコンセントもあり、大変過ごしやすい環境だと思います。町内の同世代の子たちもよく利用しているようで、偶然友だちと鉢合わせることもあります。今年は受験を控えており、集中できる場として今後も利用していきたいです。

地元愛を育む活動の場

写真提供:田中誠司

そらち南さつまいもクラブ 田中誠司(せいじ)さん

私たちが生産しているさつまいものブランド品「由栗いも」を使ったイベント(2月)で利用しました。くりふとを運営する町職員の方の協力もあり、雪山を使ったアクティビティも織り交ぜ、多くの方に楽しんでいただけました。将来子どもたちが、農業通じて体験したことを誇りを持って話せるような地元愛を育む活動になればと思います。今後もイベントの場として利用していきたいです。

活動の新たな拠点に

撮影:伊藤昴

ハンドメイド作家 丸山秀子(ひでこ)さん

ぺちぺち工房」という名前で創作活動をしており、主にアクリル雑貨をクリエイターズマーケットや栗山公園で出品しています。2年前に地元の栗山に戻って来て、最先端のファブラボの存在にビックリ。今まで外注の多かった作業も自前で行うことができ、クオリティの向上に繋がっています。スタッフさんたちも私にとってなくてはならない存在です。ぜひ今後ともお世話になります。

栗山煉瓦創庫くりふとの基本情報

【開館日時】
 
9:00~22:00
 ※休館日は月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始です。
 ※ファブラボ栗山のサービス利用は下記の通りです。
  平日 14:00~21:00  土日祝 9:30~16:30
【問い合わせ】
 
栗山駅南交流拠点施設「栗山煉瓦創庫 くりふと」
 〒069-1511 北海道夕張郡栗山町中央3丁目154-1
 TEL:0123-76-9945 FAX:0123-76-9946
 ホームページ:https://kurift.jp
※予約状況や手続き、使用料などについては、上記のウェブサイトまたはお電話にてお問い合わせください。
※全館貸切、屋外敷地内の使用についてはご相談ください。
※共用スペースのため、お互いの動線確保にご協力をお願いします。

イベント出店など最新の情報は公式SNSから

Instagram https://www.instagram.com/kuriyama.kurift/
Facebook https://facebook.com/kuriyama.kurift
LINE https://lin.ee/GGN7cjx

※ 本稿は、広報くりやま2024年4月号で掲載した内容を修正・加筆しています。

文章・写真:伊藤昴(町総務課) 写真:西村さやか(情報発信プランナー)

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