#8 「くりやまのおと」を振り返る2年|ふりかえり
皆さん、こんにちは。「くりやまのおと」の編集・文章担当の望月です。6月頭まで上着を着ていないと肌寒かった北海道ですが、下旬から気温が上がり短い夏が到来しています。
栗山町では6月25日(日)に、栗山英樹監督のWBC優勝記念パレードが行われ、栗山監督は炎天下の中、栗山の人口を上回る14000人の参加者に向かって手を振っていました。本当にありがとうございました。
今回もふりかえり記事として、直近3ヶ月の活動やくりやまのおとのアクセス状況を振り返ってみます。
3ヶ月間の振り返り(2023年4~6月)
栗山煉瓦創庫「くりふと」オープン
2023年4月1日(土)に、栗山駅前の交流拠点施設として栗山煉瓦創庫「くりふと」(以下、くりふと)がオープンしました。
くりふと内には、ヤムズキッチンの後継となる機能「くりふとキッチン」をはじめ「ファブラボ栗山」や来春開局予定のコミュニティFMのブースといった機能のほか、多目的ホールではフリーWi-Fiもありますので、作業スペースも利用できるコワーキングとしての機能も。
広報くりやま4月号と5月号でも、くりふとの特集を掲載しており、事業に携わった職員や関係者の想いも掲載しています。テスト期間中の夕方から夜にかけては、学校帰りで勉強に取り組む高校生も多く目にしました、くりふとが今後どのような形になっていくのか楽しみです。
シンポジウム「くりやま未来カフェ」の開催
くりふとでは、多目的ホールを利用してイベントを開催することができます。望月が所属する情報発信プランナーでは、僭越ながら6月4日(日)に「くりやま未来カフェ-自治体広報の最前線と栗山の情報発信のこれからを考える-」というシンポジウムを開催させていただきました。
当日は雨天にもかかわらず(開会直前にスコールが・・・)、当初の予想を上回る48名の参加者となりました。
基調講演には愛媛県内子町の「広報うちこ」の制作を10年間続けてきた兵頭裕次(ゆうじ)さん。パネルディスカッションでは、兵頭さんのほか、札幌市を中心に、北海道マガジン「KAI」などでライターとして活躍をされている谷口雅春(まさはる)さん、自治体の業界紙である市町村政策情報誌「プラクティス(年4回発行)」の執筆・編集を担当されている矢部育夫(いくお)さん、そして、栗山町で広報を担当している伊藤昴(すばる)さんの4名がパネリストとして、望月がモデレーターとして進行役を務めました。
また、今回は「くりふとキッチン」に出店している「ブンナタッタコーヒーロースター」さんとコラボすることができました。
「コーヒー片手にお菓子を食べながら栗山の未来を考える」というコンセプトで企画しましたので。また同じようにコラボできるよう努めていきたいです。
来場者の皆様を始め、今回の主役である兵頭さん。パネルディスカッションではつたないモデレートのフォローしていただいた谷口さん、矢部さん。そして栗山町の代表として広報紙の想いを語っていただいた伊藤さん。皆様のおかげもあり、無事スケジュール通りイベントを開催することができました。
この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。くりやま未来カフェはまた開催を予定しています。お楽しみに。
地域おこし協力隊・鈴木さんへの取材
今回のくりやまのひとは、地域おこし協力隊としてファブラボ栗山で運営支援員として活動している鈴木敦文(あつふみ)さんを紹介しました。(広報くりやま6月号の裏表紙にも紹介しています)
鈴木さんとは同じ地域おこし協力隊として、役割は違えど栗山で共に活動する存在です。今回は、情報発信プランナー(くりやまのおとでは主に写真を担当)の西村さやか(SAyA)さんの希望もあり、鈴木さんの幼少期や協力隊活動の考え方について取材させていただきました。
個人的には、同僚を紹介するにあたり、これまで一定期間、栗山に居住か活動している人を対象にしていた「くりやまのひと」の趣旨として合うのか、思慮していたところもありますが、普段ファブラボ栗山を利用している西村(SAyA)さんが、鈴木さんと会話を重ねるうち、鈴木さんから栗山に対する活動に強い思いを感じとったようで、説得された形で取材をスタートとすることに。
いざ取材をすると、なかなか他人には語れない負の部分を「人の役に立ちたい」という純粋な思いが、鈴木さんの活動の原動力となっていることがわかり。大変興味深いお話をしていただきました。
詳細は、該当記事に記載していますで、こちらでは詳細は語りませんが、鈴木さんは現在「地域課題プロジェクト」として、地域の個人・団体・企業の困りごとをデジタルファブリケーションで解決する取り組みを行っています。
鈴木さんの栗山での挑戦は、今後どのような動きになるのでしょうか?
SAyAさんのリトミックの想い「音楽を子どもたちに届けてみて」
6月22日(木)に、情報発信プランナーの西村(SAyA)さんが、栗山町子育て支援センター「スキップ」の子育てサークル「まめっこ」のイベントで、音楽の先生としてリトミック[1]を行いました。
望月は別用で参加することができませんでしたが、後日聞いてみると、本人から「子どもたちと音楽で触れ合うことができて本当に嬉しかった」という感想が。
音楽家の一面を持つSAyAさん。音楽との出会いは3歳の頃、ご両親に音楽教室へ連れていれたのが始まりです。
楽しさゆえ続けることができたという音楽は、小学生の頃に、自分で創った音楽を友達に披露したり、高校時代からバンドを結成したり、現在も栗山の地で音楽活動を続けているなど、SAyAさんの人生に切れ目なく関わることになります。
「音楽は楽しいし、自分で音楽を創作する喜びと、演奏して聞いてくれる人に伝える嬉しさは、大人になった今も変わらないかな」という発言もあり、今回のリトミック活動は、当時の自分が音楽が好きになった出会いと重ねているのかなと、勝手に解釈して嬉しく気持ちになりました。
なお、SAyAさんは昨年度(2022年度)も、栗山町図書館のハロウィンイベントや、(先述の)まめっこのクリスマスイベントで音楽と絵本の読み聞かせの活動を行っています。
くりやまのおと、2年間のアクセス状況
さて、今回も経過報告も兼ねてnoteのダッシュボードとnote pro のアナリティクスβの機能を利用して、くりやまのおとの簡単なアクセス状況を紹介していきます。
ダッシュボードから閲覧傾向
直近3ヶ月(4月~6月)のPV数は61,232と9,000弱の増加となりました。(前回振り返りでは配信開始1年9ヶ月で52,3047PV)
アナリティクスβから見る流入先
次は流入先の情報です。アナリティクスβによれば、次のとおりとなります。
前回から継続して1番の流入先がGoogleとなっています。3番手のyahooと合わせると50.4%(前回46.0%)となり、くりやまのおとのPVの半数は検索エンジンから参照されているということになります。
SNS(note、Facebook、Twitter、Instagram)経由での流入先は計40.8%(前回45.2%)と4割近くまで減少。相変わらず大きな流入先であることは変わりませんが、前回に続けて、オウンドメディアからの依存度が下がっているのは嬉しい限りです。
くりやまのおとのフォロワー数が500を超えました!
4月18日には、くりやまのおとのフォロワー数が500を突破しました(2023年6月30日現在で562)。一旦の区切りである500を超え、くりやまのおとの認知も少しは上がっているのかなと実感しています。
Instagramのフォロワーも500人に
西村隊員が運営している、姉妹SNSのInstagram「くりやまのおと」もフォロワー数も4月22日に500を超えました。(2023年6月30日現在で597)
くりやまのおとも3年目に入ります
明日から、くりやまのおとも3年目を迎えます。まずは2年間継続できたのは嬉しいです。望月以外にも、西村(SAyA)さんや総務課(広報担当)の職員が執筆に関わってもらっています。これからもみんなで質の高い栗山の情報を提供していきたいです。引き続き、くりやまのおとをよろしくお願いします。
注釈
[1]楽しく音楽と触れ合いながら、基本的な音楽能力を伸ばすとともに、これから受けるあらゆる教育を充分に吸収し、子どもたちが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育のこと