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#6 「くりやまのおと」を振り返る1年6ヶ月|ふりかえり

皆さん、こんにちは。編集・文章担当の望月です。年の瀬となった栗山も北海道の白雪に覆われ、厳しい冬の到来を迎えています。

今回もふりかえり記事として、直近3ヶ月の活動やくりやまのおとのアクセス状況を振り返って見ます。

3ヶ月間の振り返り(2022年10~12月)

栗山高校の2学級維持が決定

広報くりやまとの特集を今回も掲載しています。10月号の介護福祉学校と12月号の栗山高校の特集は、総務課の伊藤主事が担当しました。

12月号の特集「栗山ならではの教育を目指して『地域×栗山高校』」は、6月号の特集「地域に根差した栗山高校の『イマ』」の続編的な内容となっています。

栗山高校は、今年度に入学した一年生は25人・1学級と2学級の維持も難しい状況となり、今後の入学いかんによっては維持・存続の危機にありましたが、9月に北海道教育委員会が発表した公立高等学校配置計画では「2学級を維持」という喜ばしい結果に。

北海道の多くの学校が募集停止や統廃合、学級数の減など厳しい見通のなか、栗山高校の存続を願う町民たちの想いが北海道教育委員会に伝わりました。

ファブラボ栗山から地域への課題解決

11月号の特集は望月が担当しました。9月末をもって地域おこし協力隊を卒業した、岡佑樹(ゆうき)さん土山俊樹(としき)さんを焦点に、1年間の鎌倉研修やファブラボについて、地域の課題を解決していくファブラボ栗山のこれからを整理しています。

デジタルファブリケーションやファブラボといった言葉は、一般に馴染みのないもので、正直「どこまで町民に伝わるのかな~」と不安な部分ありますが、楽しく書かせていただきました。

さて、このファブラボの取り組み、先頭を走るファブラボ鎌倉でも、市と連携しはじめたのはここ数年の内であり、公の機関が軸となって運営・実施していく栗山は、全国的にみても珍しいとのこと。

そういった意味では、これからのファブラボ栗山の取り組みいかんによっては「全国に胸を張れる取り組みへと成長していける可能性を秘めている」とも見て取れます。執筆者としても、1人の町民としても、彼らの活動に期待を寄せていますし、これからも共に良い仕事ができればと感じています。

情報発信プランナー西村隊員の活動

私と同じ情報発信の活動を行っている西村さやかさん。

今回は、音楽家として図書館やクリスマスのイベントで、弾き語りや読み聞かせを行いました。子どもを対象にした音楽プログラムは初めての経験だったようで、子供たちのダイレクトな反応が楽しく、移住1年目に栗山の子どもたちに音楽を届けることができて、嬉しかったと話していました。

また、来月1月18日(水)は認知症支援イベント「オレンジカフェ」では、オススメのアロマテラピーを交え、音楽を参加者に披露する予定です。

作成:西村さやか

ホルモン鍋と名取屋の歴史を紐解く

今冬から1年間、北海道空知地域創生協議会が配信する「そらち・デ・ビュー」に、記事を掲載をすることになりました。(年4回・作業効率化のため、くりやまのおとと同じの内容を掲載)

基本は季節物で執筆していく予定ですが、今回は、寒い冬の味方である「名取屋のホルモン鍋」についてクローズアップしてみました。

当初は「ホルモン鍋のルーツが知れたらいいな~」という理由から、3代目の伊藤広美(ひろみ)さんから、ホルモン鍋の人気や名取屋の創業年についてお聞きしたのですが、名取屋の創業年については、伊藤さんや2代目のお父さんに聞いても分からずじまい。

執筆時は「創業年は大まかな推定で書くしかないか~」と思っていましたが、諦めきれずに栗山町図書館で資料や記録を漁っていたところ、司書統括である野澤香(かほり)さんが私の元へやってきてくれました。

野澤さんにレファレンス(照会)をお願いしたところ、書庫から栗山町日出の歴史という文献を持ってきてくれて、ページをめくると大正15年頃[※]に名取屋の創業した、という示唆する記載を発見します。

伊藤さんたちでも分からなかった事実が見つかったことに驚き、嬉しかったと同時に、町の記録を記した筆者や文献の存在に感謝です。野澤さんにはこの場をお借りしお礼申し上げます。

また、投稿日である12月8日が、現在の店舗の17年前の新装オープンの日と同じ日あることが、記事の掲載後に判明したり(なんたる偶然)、大手メディアアプリであるスマートニュースにも掲載され、いつも以上に多くの人に読まれる結果となるなど、今回の取材では多くの縁が重なり、思わぬ副産物が生まれた形となりました。

また、広報くりやま2023年1月号の裏表紙にもホルモン鍋を記事を掲載しています。今回は伊藤さんのご厚意もありお年玉(プレゼント)企画をする運びとなりました。詳細は広報誌の裏表紙に記載しています。

クリックすると広報アンケートのフォームにジャンプ
広報くりやま2023年1月号

1年6ヶ月のアクセス状況

さて、今回も経過報告も兼ねてnoteのダッシュボードとnote pro のアナリティクスβの機能を利用して、くりやまのおとの簡単なアクセス状況を紹介していきます。

ダッシュボードから閲覧傾向

直近3ヶ月(10月~12月)のPV数は43,923と8,000弱の増加なりました。(前回振り返りでは配信開始1年3ヶ月で36,001PV)


配信開始1年6ヶ月で44,000を超える全体ビュー、970を超えるスキを記録

2022年12月31日3:51時点

アナリティクスβから見る流入先

次は流入先の情報です。アナリティクスβによれば、次のとおりとなります。

くりやまのおとの参照元
・Facebook 33.6%(前回40.6%) 増減▲7.0%
・Google 30.1%(前回21.7%) 増減+8.4%
・note 15.4%(前回18.5%) 増減▲3.1%
・yahoo 11.9%(前回9.1%) 増減+2.8%
・Twitter 4.8%(前回5.1%) 増減▲0.3%
・Instagram 1.1%(前回1.5%) 増減▲0.4%
・その他 3.1%(町公式HP等、前回3.5%) 増減▲0.4%

集計期間 2021年7月1日(開設当初)~2022年12月30日

前回と同じく、Facebookからの流入が一番大きいですが、前回の40.6%から33.6%と前回に比べ7.0%の低下。noteも18.5%から15.4%となり、3.1%低下しました。

半年前は全体の7割を占めていた両SNS。3ヶ月前は、6割弱まで低下しており、今回で5割を切る形に。大きな流入先であることは変わりませんが、依存度が下がってきている状況です。

一方、GoogleとYahoo!からの流入は30.8%から42.0%と11.2%も増加しました。検索エンジンからの流入、半数近くにまで伸びてきているのは嬉しいところです。

くりやまのおとのフォロワー数が400を超えました!

12月11日には、くりやまのおとのフォロワー数が400を突破しました(2022年12月30日現在で414)。いや~嬉しいですね~。くりやまのおとの認知も少しずつ上がってきているのではないかと(勝手に)実感しています。

Instagramのフォロワーも200人に

西村隊員が運営している、姉妹SNSのInstagram「くりやまのおと」もフォロワー数も12月19日に200を超えました。(2022年12月30日現在で204)

くりやまのおと2022年の記録

noteでは各クリエイター毎に「2022年の記録」をまとめていますが、「くりやまのおと」でもまとめられていました。(集計期間2022/1/1~2022/12/15)

最も読まれた記事は「由栗いも」を手がける川端さんの記事で、その次は由栗いものスタンプラリーの記事となりました。

2つの記事の閲覧数増加は、川端さんをはじめとした栗山・由仁の若手農家の努力の結果によるもので、道内メディアによる紹介がきっかけでWEBサイトから検索により、本記事が継続的に読まれる形へ繋がったもの推測されます。

3番目は三浦さんの記事。北海道南西沖地震や東日本大震災、北海道胆振東部地震といった災害の発生日や9月1日の防災の日など節目節目のタイミングで、本記事を紹介し続けた結果です。

1番目と3番目は2021年に作成した記事だったのが、ちょっと意外でしたね。

くりやまのおとのコンセプトが「栗山の音を、書き留める・積み重ねる・継ぎ合わせる」なので、賞味期限の長い(永遠)情報を集めることに主眼を置いている関係からも、メディアの紹介や節目の日などで、過去の記事が再び読まれることは喜ばしい限りです。

広報くりやま1月号のテーマは「移住」

1月の広報くりやまの特集は「あたたかく迎え入れるまちへ」。人口減少などの課題から全国各地の自治体で様々な移住の取り組みが行われています。

今回は栗山町の移住の取り組みを紹介しつつ、移住者の声を聞いてみました。

今年も皆さまのおかげもありまして、継続して投稿することができました。来年も引き続きくりやまのおとを楽しみにしてください!

皆様よいお年を!!

注釈
[※]吉原幸廣(2018) p.5

参考文献
吉原幸廣(2018)「栗山町日出の歴史

文章:望月貴文(地域おこし協力隊) 写真:西村さやか(同左)


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